【相談】売れ残り女になりたくない一心で婚活開始。でも、1年間いい人に出会えず結婚できない気持ちが強くなっています。しんどい…
相談者:Bさん(30代・女性/婚活期間:1年間)
仲の良い同世代の身近な友人たちが続々と結婚し始め、そのうち何人かは子育てをしながら仕事復帰も果たしました。
とりわけ仲の良い友人たちが結婚と出産を経験し、とても幸せそうなので、羨ましい気持ちと私も続かなきゃという焦りが出てきて、ちょうど1年前くらいから本格的に婚活を始めました。売れ残り女になりたくない一心で。。
ただ、1年間婚活を続けてみて傾向というかパターンみたいなものが見えてきました。好みじゃない男性からお見合いの話を頂くことが多いんです。始めたばかりの頃は「第一印象では見えない魅力があるのかも」「何度かデートしたら変わるかも」という気持ちで受けていました。
でも結局、第一印象のまま変わることなく、本交際に進展することはありませんでした。徐々に「好みじゃない男性たちとデートをして時間を浪費するのはもういいかな、しんどいな…」と思うようになり、このまま婚活を続けていくべきかどうか迷っています。
タイミングを逃すと、結婚って一気に難しくなるんだなと痛感しています。3年つき合って別れた元彼がいるのですが、今思えばあの頃がピークだったような気がして何だか悲しくなります。
小学校の頃から私をよく知っている親友(彼女は結婚して子供もいます)からは、理想が高い・高望みしすぎといつも言われています。でもやっぱり、結婚相手は妥協したくないんです。
仕事が嫌で逃げたいとか、友達がいなくてさみしいとか、そんなことはなくまあまあ楽しく生きています。自分の今に満足できているから婚活に本気になれていないのかもしれません。
惰性でパートナー探しをしている感じがして何だか気持ちが晴れません。モヤモヤしていて今後どうすればいいのかわからないので苦しいです。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
ご相談ありがとうございます!
それでは早速ご回答させて頂きますね。
「GOEN lab.」からのアドバイス
お見合い回数でわかる心理
婚活を一年間続けている(現在も継続中)ということは、これまでのお見合い人数もそれなりに多いはず。1ヶ月に3人の男性とお見合いをした場合、1年で36人になります。1ヶ月に5人なら60人、8人なら100人ほどに達します。
Bさんが総勢何人の男性とお見合いをされたのかはわかりかねますが、一つ言えることは、それなりの人数とお見合いしてもなかなか良さそうな相手に出会えないと感じるのは、親友の方がおっしゃるように理想が高すぎたり、高望みしすぎているからかもしれません。
結婚相手は妥協しないが正解
とはいえ、「結婚相手は妥協できない」というBさんの言葉を私は尊重します。婚活は妥協ではなく納得感を持って進めて欲しいからです。
一方、その志(こころざし)とは裏腹に、お見合いを申し込まれるのを待っている“受け身”の婚活になっている可能性はありませんか?
この機会に、これまでのお見合いがどうだったか振り返ってみてください。相手からのお申込みを承諾することのほうが多かった場合は、今後は自分から主体的にお申込みをするスタイルに変えてみるのもいいでしょう。
申し込まれるがままに男性たちとデートをしても、きっとBさんのモヤモヤは晴れないと思います。まずは、お相手に何を求めるか、これだけは絶対に譲れないという点をはっきりさせることから始めてみてください。そのうえで厳選していきましょう。
厳選すれば今よりもお見合いの数は減ると思いますが、いたずらにお見合いを増やして疲弊することは少なくなると思いますよ。心にゆとりが生まれれば、婚活を楽しむ余裕も出てくるでしょう。
婚活に必要なのは“わくわく感”
婚活を始めて1年間が経過していますので、大なり小なりマンネリ化は避けられません。
婚活を始めたばかりの頃は不安や緊張のほうが大きかったのではないでしょうか。婚活のシステムを理解し、お見合いの場数を踏んで慣れるまではドキドキが続くものです。それでも、運命の出会いに期待する“わくわく感”も少なからず抱いていたはずです。
しかし、だんだん慣れてきて自分の婚活パターンや傾向がなんとなくわかってくると、良い意味での緊張感(新鮮な気持ち)も薄れてきます。「好みじゃない男性との出会いばかり」というこれまでのネガティブな結果に基づいて「運命の出会いなんて本当にあるのだろうか」と悲観し、自分の婚活にそこまで期待しない『諦め』のような心理状態に陥ってしまう人も少なくありません。
これまでの経験からいたずらに未来を決めつけてしまったり、なかば諦めてしまっている…。そういう悲壮感は表情に出やすいものです。そのような状態で婚活すれば、良縁の機会を遠ざけてしまうのは想像に難くありません。
例えばですが、これまで月に10回のお見合いをしてきた人は、今後は月に3回までとする等、1回のお見合いをより慎重に決めていくのも一つのやり方です。
お相手を厳選するプロセスは、宝探しのようなものです。見つけた時の喜びと感動を想像しましょう。婚活を始めて期間が経っている人は、わくわく感を維持しながら婚活を続けられるように工夫することが大切ですよ。
自分磨きを怠らない
もしBさんが高望みをしているのだとしても、もしBさんの理想が高すぎるのだとしても、Bさんが自分の魅力を高める努力をし続けているのであれば、まったく問題はありません。超ハイスペックのイイ男であっても、周囲からはBさんと釣り合う相手に見えるからです。
人は自分と釣り合いの取れた相手を選ぶ傾向があると考えられており、心理学の専門用語では、釣り合い仮説(マッチング仮説)と言ったりします。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、好みじゃない男性から言い寄られることが多いのは、自分磨きが足りないからかもしれません。自分磨きを怠っているのに理想だけ高いのでは釣り合いが取れませんよね。
ON(仕事)もOFF(プライベート)もそれなりに充実して楽しく過ごせているようですし、焦って結婚を急ぎ、闇雲にお見合いをこなす必要はないと思います。今は自分の魅力を高めることを怠らず、お相手を厳選しながら婚活を丁寧に進めてみてはいかがでしょうか。